「風蘭」と書いてフウラン
祖父が育てていたフウランに今年も花が咲きました。
高級なものは「富貴蘭」と呼ばれたりして高価なものが多いですね。
このフウランは銘もなにもありませんが、「THE・風蘭」といった姿です。
もともとは50センチくらいの盆栽鉢で石に付けて育てられていたもの。
祖父が他界した際、大鉢を欲しいという方に差し上げてしまったので、フウランの群生を見ることはできなくなりました。
昔、たくさんの白い花が咲き、夕方にはさわやかな香りに包まれていたものです。
子供の頃、この白い花と自由に伸びる根っこが大好きで時間があれば眺めていました。
このころから「根っこ」が好きでした。
高校生の時に祖父から子株をもらい、ずっと育てています。
時々、花付きの子株を欲しいという方に差し上げていたので大株にならないまま。
離婚して引っ越す際も、このフウランとオモトは真っ先に自分で運びました。
一年中、外で管理していますが(放置ともいう)、枯れることもなくこじんまりと育っています。
今のアパートは東向きのベランダで午前中、11時半過ぎまで陽が当たります。
ここ数年は、真夏の陽射しがとんでもないですよね。
さすがに葉焼けなどしないよう、明るい日陰に移動。
今年は気が付けば花の盛りを過ぎ……。
フウランの花の特徴である「距」が茶色くなっている……。
そして、花が咲いているということに気づかないという失態をやらかしたことがショック。
植木鉢にシダが同居していますが、個人的に風情があっていいなぁと思っているので、抜かずに育てています。
シダが育ち過ぎた場合は、間引く程度。
あくまでも主役は「フウラン」です。
2年前にそこそこ育った子株をひとつ室内で育てていましたが、フウランの名前にも入っている「風」が圧倒的に足りなかったのか、調子を崩してしまいました。
仕事勤めをしていると、日中は戸締りをして出かけるしかないので、風の通りが良くない。
「育つ場所で育てる」
フウランに限らずこれまでの育てた植物に教わった教訓です。
この花が咲き終わったら、また「根っこ鑑賞」の日々に戻ります。
私の原風景はたくさんのフウランの花が咲いていました。
もう少し株を増やしてもいいかな~~~なんて思ってしまうこの頃。
年齢を重ねても管理できる範囲で試すのもありですね。
今日もすみっこ園芸やってます。
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