親知らずを抜く(2回目)という経験

2019年6月18日

日常

t f B! P L

また、「親知らず」を抜くのか…


親知らずが破損するとは

「ゴリッ」という音とともに、口の中にある「かたい何か」の感触が一つ。
目立たないよう、そっとはき出してみれば、歯が欠けてしまったようで…。
その寸前まで歯のメンテナンスにしばらく行っていないという話をしていただけに、どうも気持ちがすっきりしない。
欠けた場所の見当はついていました。
右下の「親知らず」…。

「親知らずを抜くことで迷っている方のお役に立てば幸いです。」

その日は日曜日のため、翌日、月曜日にかかりつけの歯科に電話。
予約が取れたのは、その週の金曜日の夕方。
まぁ、傷みがないので、待つことにしました。

欠けた親知らずに痛めつけられる

軽い気持ちで金曜日を待っていたら、割れて、欠けた歯が頬の内側にあたって(刺さって)そこそこ痛い。
しかも、あたっている頬が腫れてくる。
それなのに、歯には痛みがない。これが不思議。
転んでケガした傷であれば、塗り薬もあるのに、ガーゼか綿でもあてておいた方がよかったのかもしれません。
水曜日頃には通院までの日数をひたすらカウントダウンしていました。
ご飯を食べても、会話しても、割れた歯が刺さる…。
もう、精神修養かと思うくらい中途半端に「親知らず」の攻撃を受けていました。

親知らずを連れてやっと通院…が

待ちにまった金曜日、予約の時間に受付して、いざ診察台に!
レントゲンを撮ってから、先生の一言が、
「あー、今日は消毒して、欠けた所を埋めておきますね」
なんでぇ~~~?

問題の親知らずは、見事に横向きに生えているそうで、今日で抜くには、時間が足りないと…。
まぁ、診察終了の30分前じゃ、無理ですね。
とりあえず欠けた歯が刺さらないように処置してもらい、次の予約を取って帰宅。
また1週間この歯とお付き合いすることになりました。

以前、親知らずを抜いた時、めちゃくちゃ腫れた過去がある

10年近く前、左下の親知らずを抜きました。
その時は別の歯科で抜いたのですが、ひどく腫れました。
親知らずを抜くまでに、歯を削り、切っては引っ張り、切っては引っ張りをくりかえし、抜けるまでにかなりの時間がかかりました。

虫歯のイラスト


抜いた部分を縫ってくれたのですが、2日ほど、口の中は血の味しかせず、発熱にみまわれ、食事もできず…。
顔はというと、見事に腫れ上がり、ロクにしゃべることもできませんでした。

結果、その時は仕事を2日休むことになりました。

休みの間で気が付けば、アゴの下に殴られたようなアザというか、内出血がひろがっており、「歯を抜くのに、どんだけ圧迫したんだろ…。」とガッカリ。
通院時に医師にそのことを伝えると、あっさり、「横に生えていたので、抜くの大変だったんですよ。」ですと。

せめて、もう少し、心配してほしかったなぁ。

抜糸してからもあまり回復がよくなかったため、1か月以上は経過観察していた記憶があります。
家族には、「もう抜くな」とまで言われましたっけ。

それでも、親知らずを抜く

そんな過去もありながら、治療、修復のしようがない状態なので、抜くこと決定です。

家族には、「翌週の仕事は休め」とか、「信頼できる医者か?」などとさんざん聞かれ、「また腫れて、熱が出る、寝込んだらどうする」とおどされました。

もうね、本人が一番、身に染みて、不安なんですけど…。
やさしい言葉をかけてくれないんですよね、家族って。
これって、うちだけかしら?

そんなこんなで、予約の土曜日、Xデーがやってきました。

くだけるって…どういうこと?

「これね、もう、途中でくだけますね。かなり、いたんでますから。」
先生までおどかすんですか~~~⤵

歯の状態を画面に表示して説明してもらったあと、過去の惨劇(アザができて腫れた件)があったことを伝え、今回の抜歯についてはどうなりそうかを質問しました。
「大丈夫だとは思いますけど、何回か歯を切って抜くことになりますね。」
う~~~、不安です。

「あとね、さっきも言いましたが、途中でバキッと音がします。」
「歯がね、欠けた所がうすくなっているから、確実にくだけます。割れますね。」
あ~~~そうですか~~~。(心の声)

いつものことながら、なんとなく会話がかみ合わない先生とのやり取りの後、抜歯開始。

麻酔も最初が痛い…。

「痛かったら、手を挙げてくださいね~。」
お決まりのセリフもいただきました。

親知らず、抜ける

麻酔後、じゅうぶん麻酔が効いてくるまで、しばらく放置されます。
抜歯中に麻酔を追加しながら処置していくという段取りと説明あり。

先日処置した部分を取り除き、例の頬に刺さる部分を切り取っている様子。
こちら側からは見えないので、あくまでも推測ですが…。

「バキっていいますよ~。」と言ってヤットコ?のようなものでグイグイと押し下げるように親知らずを抜きにかかっていたのですが、途中の確認で、
「う~ん、引っかかってるね。」
どういう状態なんでしょう?
しばらくの後、切り取り再開。

「引っかかってるね。」
状況が知りたいんですが…。

しばらくキュイキュイと切ってから、かたそうなピンセット?で少しえぐったあと、またグイグイと押すと、「ペキッ」というか、「ミキッ」?と音がアゴの中でひびいて、歯が動いた感触があったけれど、ひかえめな印象。

「もう終わりますよ~~~。」
そういってグリグリとこねると、歯が抜けました。
ズルッというより、スポンッて感じでした。

「終わりましたよ。がんばりましたね~。これも一生に一度の経験ですからね~。」
どんなことでも、ほめてもらうとうれしいものです。
そして、2回目なんですけど。

あとは、しばらく綿をかんで、止血。
出血が収まってきたら、止血と消毒をかねたゼリー状のものを、歯を抜いた部分に詰めて終了。
「次回は、消毒に来てください。」
受付で抗生剤と痛み止めをもらい、次の予約を入れて、帰宅。

ほとんど腫れない!うれしい!!

処置中に何となく感じていましたが、過去の惨劇と比べて、「作業」がソフトでした。
圧をかけて押していましたが、アゴに危険を感じることもなく(前回はあった)、無事に抜歯を終えることができました。

翌日も発熱なし、腫れなし。
痛みは午前中まで少しあったので、痛み止めを服用。
抜歯したところは、当然腫れていますが、食事にも支障なし。

親知らずを抜いても普通に生活できています。

昨日、抜歯後の消毒も行ってきました。
「経過も順調です。次回は木曜日に来てください。」

しばらくは、消毒と経過観察となりましたが、今回の親知らずの抜歯については、これまでの経験上(1回ですが)、一番うまくいったと思います。

親知らずを抜いた経験が2回。
サイアクな状態になったのが初回。
おかげで、2回目の今回はラッキーだと思えました。

小さな幸せって、こういったところにもあるんですよね。
あとは、傷口が早くふさがってくれますように。

この経験が、親知らずを抜くことで迷っている方の何かのお役に立ちますように。

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園芸が好きです。豪華な花も好きですが、もっぱら観葉植物を育てています。
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